酸塩基指示薬の色見
- 広域緩衝液でpH2~12までの溶液を作った。
- pH1の緩衝液には,0.2 mol/L HCl + 0.2mol/L KCl があるが,
メチルオレンジが発色しなくなるので使えない。 - 広域緩衝液の酸液の量を増やし,pHメーターで測定してpH1にした。
- pH0は,酸性が強ければよいので,1 mol/L HClにした。
- 上記の溶液を内容量20 mLのサンプルビンに入れた。
- 5.に,B.T.B.,フェノールフタレイン,メチルオレンジを滴下した。
- 万能pH指示薬は,B.T.B.,フェノールフタレイン,メチルオレンジを
5:1:1で混合して作り,緩衝液の中に入れた。 - カラフルできれいな,酸塩基指示薬の色見本が完成した。
万能pH指示薬は,3つの指示薬の色の足し算になっていることがわかる。 - 残念なことにこの色見本は,長持ちしない。
緩衝液がリン酸系のなので,微生物のえさとなり,
中性付近のものは腐敗する。 - フェノールフタレインでは,高pHのものは,退色する。