周期表のジグソーパズル

高校3年生の1年間の成績を総合計して,
トップになった生徒に,賞状と副賞を渡している(卒業式予行のとき校長先生から)。
今年は,僅差で決まった。
副賞は,レーザー加工機で作った写真のようなパズルである。
写真のパズルは,アクリル板にネオジム磁石が埋め込んであり,
パズルの上は,磁石を埋め込んだアクリル板(パズル保護用)が
パズルの下は,鉄板がくっつくタイプ。

レーザー加工機は,10年くらい前に理科教育振興法を使って,購入したものである。

レーザー加工機は便利だが,作るのに手間がかかる(今回は3時間かっかた)。

アクリル板の保護紙を剥がして,加工をすると,
切断時に昇華したアクリルが付着して,
アクリル板が曇る。
この曇りは,エタノールで拭けば,取れる。
しかし,切断時の熱応力のかかったアクリル板にエタノールが触れると
クラックが入る。そこで,保護紙をつけたまま,切断をした。
保護紙をしたまま切断をすると,紙が燃え,アクリル板まで燃えることがある。
ドライヤーで風を送って,紙が燃え出さないようにした。

切断時に材料の端面から保護紙が剥がれて,アクリル板が曇ることがあるので
保護紙が剥がれないように,端面をセロハンテープで補強した。

切断後は,水につけて,保護紙を剥がす。
ポリメタクリル酸メチルのガラス転移点は,105℃らしいので,
100℃近いお湯につけて,時間をかけて温度を下げると
annealing(除歪作業)ができると思い,
バットに多量のお湯を入れ,そこに加工後のアクリル板を入れて放置した。
(効果があったかは,これから確認)

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