ひとりでできる酸化と還元⑤酸化数求め方1

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[q] 酸化還元を考えるときに酸化数というものを使うと大変便利です。
これから酸化数を使って酸化還元を考えてみましょう。

[q labels=”bottom”]
はじめに酸化数を決めるときの約束を説明します。
① 単体を構成する原子の酸化数は０
単体とは１種類の元素からできている物質をいいます。
水素H₂や酸素O₂は単体です。
金属のマグネシウムMgや銀Agもそうです。
水H₂Oは，HとOの２種類の元素からできているので，単体ではありません。
H₂，O₂，Cl₂，C，S，Al，Fe，Cu，などは単体で〔　　　〕，
H₂O，HCl，CO₂，SO₂，AgNO₃などは単体で〔　　　　　　　〕。

[l]あり

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]なく

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]す

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l]はありません

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]
①の約束から，H₂のH原子の酸化数は０です。
Mgも単体なので０です。
これらの酸化数を下図のように
その原子のすぐ下に書くことにしましょう。
H₂ Mg
0 0
次の単体についても同様に記入しなさい

O₂	Cl₂	S	Zn	Cu

[l]-3

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]0

[f*] 正解!

[fx] No.

[l]+1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]次はイオンについての約束です。
②イオンの酸化数はそのイオンの価数に等しい。
たとえば水素イオンH⁺なら＋１，
亜鉛イオンZn²⁺なら＋２，
アルミニウムイオンAl³⁺なら＋３，
といった調子です。
次のイオンの酸化数を記入しなさい。

Na⁺	K^＋	Cu^2＋	Mg²⁺

[l]-3

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]0

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]+1

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]

陰イオンのときも同様に考えます。
たとえば酸化物イオンO^2－なら－２，
塩化物イオンCl^－なら－１です。
次のイオンの酸化数を記入しなさい。

Br^－	I^－	NO₃^－	SO₄^2－	CO₃^2－

[l]-3

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]0

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]+1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]

２種類以上の元素からできている物質を化合物といいます。

化合物についての約束は３つあります。

③化合物中のHの酸化数は＋１，Oの酸化数は－２

たとえば水H₂Oは化合物ですからHとOの酸化数は

下図のように Hが＋１，Oが－２になります。

　　H₂　O

+1 -2

同様にHClのHの酸化数は，
CO₂のOの酸化数はになります。

[l]-3

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]0

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]+1

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]

次の化合物中のHとOの酸化数を記入しなさい。

H₂O	H₂S
+1-2
CuO	H₂SO₄

[l]-3

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]0

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]+1

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]

化合物についての２番目の約束は次の通りです。
④化合物中の原子の酸化数の合計は０
水H₂Oを例にして考えてみることにします。
水のHとOの酸化数は，③の約束により
Hが＋１，Oが－２です。
H₂Oは，+1のHが2原子と－２のOが１原子です。
原子の酸化数の合計は，
H₂ O
+1 -2
(+1)×2+(-2)＝となって
酸化数の合計はになります。

[l]-3

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]0

[f*] 正解!

[fx] まちがい.

[l]+1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[q labels=”bottom”]

この④の約束は，化合物中のHやO以外の原子の

酸化数を計算するときに使われます。
HClのClの酸化数を求めてみることにしましょう。
いま， Clの酸化数をClとします。
③の約束から，Hの酸化数は＋１なので，
次の式がなりたちます。

H 　Cl

(+1)+(Cl )＝０

これから，

Cl ＝　　　　　　　　

となります。

[l]-3

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l] -2

[f*] Good!

[fx] まちがい.

[l]-1

[f*] 正解!

[fx] Sorry, that’s not correct.

[l]0

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[l]+1

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+2

[f*] Great!

[fx] まちがい.

[l]+3

[f*] Excellent!

[fx] まちがい.

[x]酸化数に関するつぎの約束は理解しましたか
①　単体を構成する原子の酸化数は０
②　イオンの酸化数はそのイオンの価数に等しい。
③　化合物中のHの酸化数は＋１，Oの酸化数は－２
④　化合物中の原子の酸化数の合計は０

ひとりでできる酸化と還元⑤酸化数の求め方1は，これでおわりです
すぐにひとりでできる酸化と還元⑥酸化数の練習をやりましょう

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